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“指は生命の脈搏を伝える”生きた筆”である。今、表現の原点に遡り、表現の極限を追う。”
日本の書家であり、指を使った書道表現”ゆび書”の創始者。
用具を介さず肉体を直接用いて描く字は、言葉がそのものが持つ
世界をより鮮明にかつ情熱的に映し出す。
平成11年”ゆび書”商標登録。

Waun Tsuji
辻 和雲


とは
長年硬筆や毛筆を学ぶうちに芸術作品として文字を研究し始め、その過程でそれらの用具を駆使する”指”そのものに不思議を感じた。
指は動物の体肢の末端の別れた部分であって、人間の指は中でも最も高度に発達したものである。指骨の両側を筋肉の腱が囲んでいる。その外側が皮膚を包み、爪が添えられているが、この敏感な指先は、実に高度な表現の可能性を秘めているように思えてならなかった。
原始の頃の人間も同じように指を用いて地面に描いていたはずである。そんな本能的で未発達に思える手段から、思いがけなく面白い偶発的な表現が生まれる。
筆で書こうが指で書こうが究極は作品としての価値が問題であるので、単に奇を衒うことを目的としているのではい。
人間に与えられた敏感で複雑な用具である”指”でこそできる表現の極限に臨む所存である。

ゆび書作家
1928年生まれ 大阪府在住 立命館大学卒
雲流書法会 会長
日本書道美術館書道大学名誉講師
産経書のアート展審査会員・書のアート協会常務理事
産経国際書展審査会員・国際書会理事
主なる国内個展
1988年~1991年 各年 東京鳩居堂
1990年 ギャラリー永井 (大阪 心斎橋)
1991年 そごう大阪店
1992年 大丸今治店
1994年 大阪現代美術センター、朝日ギャラリー
1996年 アサコムホール(朝日新聞社)、神戸大丸
1997年 梅田大丸、神戸大丸、大阪現代美術センター、社会教育財団
1998年 アクティ大阪
2003年 アサコムホール(朝日新聞社)
2008年~2010年 各年 大阪現代美術センター
他多数
海外個展
1989年~1990年 各年 ドイツ デュッセルドルフ (Galerie Dieter Kupper)
1993年~1994年 各年 中国 西安 (展・揮毫)
主な受賞歴
1988年 パリ フェスティバルダールジャポネ受賞
日本美術出版社最優秀賞
1989年 日本書道美術館特別賞
1990年 日本書道美術館特別賞
産経書のアート展審査会員グランプリ賞
その他
『NHK作法の極意』などテレビ、ラジオ多数出演
『大阪ドーム』題字制作、モニュメント設置
奈良県立美術館『三蔵法師の道』題字制作
朝日新聞社『おおさか百景今むかし』、『古備前を超えて』、『おおさか今昔』題字制作
朝日カルチャーセンター講師
略歴
ギャラリー
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